マタニティ通信

2012年6月29日(金)更新

第53回 「妊娠糖尿病について(その1)

妊娠糖尿病とは、妊娠により血糖が上昇し糖尿病を初めて指摘された場合を言います。
原因は妊娠により胎盤から産生されるホルモンが糖の代謝を行うインスリンの効きを悪くするため血糖値が上昇するとされています。

妊娠糖尿病で問題となるのは、高血糖の状態が続き、お腹の赤ちゃんが巨大児となるため難産になりやすく、又、母体に関しては早産や妊娠高血圧症候群、羊水過多症、尿路感染症など様々な合併症を引き起こす事があります。  

治療は主に食事療法で行います。しっかり血糖値をコントロールすれば決してこわいものではなく元気な赤ちゃんを問題なく出産することが出来ます。
妊婦さん自身の肥満や、巨大児を分娩した経験のある場合には妊娠糖尿病に注意する必要があるとされています。

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