2012年4月20日(金)更新
第43回 「骨盤位(逆子:さかご)について」
子宮内での胎児の向きを表現した場合、胎児の頭が上にある状態を骨盤位といいます。
正期産の約5%と言われており、原因として、子宮筋腫合併妊娠、子宮奇形(双角子宮など)、前置胎盤、臍帯が巻きついているなどがありますが、はっきりとした原因がなく、最後まで骨盤位が直らないという場合が最も多いです。
骨盤位は妊娠30週以降、ほとんどが自然に頭位になりますが、このころまでに改善していないときは膝胸位をすすめています。
外回転術というものもありますが、リスクもあり当院では施行していません。
当院では妊娠9ケ月末に骨盤位であれば、帝王切開術をお勧めしています。
詳しくは、妊婦健診時に医師にお尋ね下さい。