マタニティ通信

2013年10月4日(金)更新

第119回「貧血の予防について」

お腹の中の赤ちゃんは、お母さんの血液から酸素や栄養などを得て成長します。そのため、お母さんは鉄分不足になってしまい、普段よりも貧血をおこしやすくなります。
しかし、食生活を見直すことで、貧血になりにくい身体をつくることができます。そこで積極的に摂りたいのが、ひじきやほうれん草、レバー、あさりなど、鉄分を多く含む食品です。鉄分は動物性たんぱく質やビタミンCと一緒に摂取することで吸収率がアップします。肉や魚と一緒に調理したり、野菜や果物を一緒に摂るようにしましょう。

コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるタンニンは、鉄分の吸収を阻害するため食事前後2時間は控えてください。食中は麦茶やハーブティーなどタンニンの少ないものを選びましょう。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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