マタニティ通信

2013年9月6日(金)更新

第115回「妊婦と手足口病」

手足口病が7月下旬から流行しています。エンテロウィルスというウィルスが原因で経口・飛沫・接触により感染するとされています。手・足・口に赤い発疹が出て、数日の経過で治癒する比較的軽い病気ですが、症状が消えた後も、3〜4週間は糞便中にウィルスが排泄されることがあるので感染源となります。

ごく普通の夏風邪の一種ですので、妊娠中に感染する機会は多いですが、今迄の報告では胎児異常が起こるということはないといわれており、感染したことによる流産や胎児の異常は極めて稀なことと考えられます。

予防は、トイレやおむつ交換のあとの十分な手洗い、手足口病に感染していることが疑われる子どもとの接触を避けることがよいでしょう。

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