マタニティ通信

2013年4月5日(金)更新

第93回「新生児の便」

胎便とは、出生後しばらく出る赤ちゃんの緑がかった黒っぽい便のことです。
母親の子宮の中で飲んだ羊水や腸液が便となって出るものです。
胎便排泄後、緑褐色の移行便になり、その後は通常の便になっていきます。
十分に母乳の飲む事ができている時は、一日に尿6~8回、便4~10回ぐらいです。個人差もあるのであくまでも目安ですが、便の色がいつもと違う(白い便、黒い便、赤い便)時はすぐに病院を受診して下さい。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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