マタニティ通信

2013年3月29日(金)更新

第92回「生理的体重減少とは」

生まれてすぐの赤ちゃんは多くの場合、生後数日は体重が減少するのをご存じでしょうか?

生後2.3日は飲む量に比べ、体から出る水分量が多いため、一時的に体重が減少します。これを生理的体重減少といい、正常正期産児では、約一週間で出生体重に戻り、その後増加していきます。

失われる水分として、便・尿・汗や不感蒸泄等があります。不感蒸泄とは、呼気や皮膚から、目に見えない蒸発によって失われる水分をいいます。

新生児は不感蒸泄が多く、成人より体重に占める水分量が多いため、水分バランスは変化しやすい状態にあります。個人差が大きく脱水や低血糖にも陥りやすいため、医師や助産師等に相談しながら授乳しましょう。

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