マタニティ通信

2013年2月22日(金)更新

第87回「妊娠中のたばこ」

たばこのニコチンは血管を収縮させ、一酸化炭素は酸素の運搬をさまたげます。低出生体重児、流産や早産、周産期死亡の可能性も高くなります。

さらに、乳幼児突然死症候群(SIDS)と関係することも知られています。授乳期の喫煙は母乳の分泌に影響を与え、赤ちゃんが呼吸器の病気を起こしやすくなったり、SIDSの危険も高くなります。

妊娠を機会にたばこはやめましょう。
また、本人の喫煙だけでなく、受動喫煙もできるだけさけたいので、ご主人やご家族、職場の方々にも協力してもらいましょう。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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