マタニティ通信

2012年11月30日(金)更新

第75回「分娩の入院時期」

当帰芍薬散は安胎散として古くから妊娠中に用いられています。
この漢方薬は妊娠中だけでなく、月経困難症の改善、排卵誘発作用、他にも更年期障害の改善など多種の作用が報告されています。

妊娠中では下腹痛を認めるような子宮収縮に対しての抑制作用、切迫早産の診断で処方される子宮収縮抑制剤(ウテメリン)を内服することで起こる頻脈、動悸、ふるえなどの症状を緩和する効果があります。

妊娠中に切迫症状を認め、ウテメリンを内服されたときに動悸などの症状が強く、自己判断で内服を中止される方もいらっしゃいます。当帰芍薬散の併用で症状が改善する場合もありますので一度ご相談ください。

このサイトは最新のブラウザでご覧ください