マタニティ通信

2012年9月21日(金)更新

第65回「妊婦と漢方薬…その1」

つわり(妊娠悪阻)は妊娠初期の10~20%に見られるといわれています。
生姜、半夏、茯苓が含まれている小半夏加茯苓湯は軽症から中等症の妊娠悪阻に効果があるといわれており、最も多く用いられています。

他の漢方薬と比べると飲みやすい薬ですが、漢方薬の臭いが苦手で内服しづらい時は、薬をお湯で溶かした後、氷を入れて冷たく冷やした状態にすることで飲みやすくなります。

また生姜は吐き気を改善するはたらきがあるので、しょうが湯やしょうがをスライスしたはちみつ漬けなども試してみてください。
悪阻が悪化して脱水症状を起こしたときは点滴、ビタミンBの投与が必要となりますので、なるべく早く病院に相談してください。

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