マタニティ通信

2012年7月27日(金)更新

第57回 「入院・出産時の身だしなみ」

身体の状態を把握するために顔・唇・爪の色も参考にしています。
お化粧やネイルをしていると正確な観察が出来ず、迅速な判断に支障をきたすことがあります。

・お化粧は入院時には落としておきましょう
・爪の先に器具を付けて体内の酸素量を計測するので、マニキュア等は落としておきましょう。特にジェルネイルのリムーバーは特殊なので臨月に入ったら落としておいた方が無難ですね。
・分娩時はいきみ等により眼圧が上昇し眼球に負担がかかることがあるので、コンタクトレンズは外して眼鏡を持参しておきましょう
・指輪やピアスなどの金属製の装飾品は、手術で使用する電気メスで火傷を起こすことがあるので外しましょう。

執筆者

中川産科婦人科 麻酔科医師 中川 聖子

麻酔科医師:中川 聖子
Masako Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部麻酔・蘇生科学教室入局

職歴
県立広島病院
安佐市民病院
広島大学医学部附属病院
資格
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コース 修了
このサイトは最新のブラウザでご覧ください