マタニティ通信

2012年6月15日(金)更新

第51回 「産後うつ病について」

出産後は生活リズムが大きく変化します。
ホルモンバランスが崩れている上に授乳等により睡眠時間も少なくなり体は疲労しています。初産婦の大半が経験するマタニテイーブルーは出産後から始まり2週間ほどで治まります。

産後鬱病は出産後1ヶ月位から
●憂鬱●疲労感が強い●不眠●不安感●イライラする●食欲不振●自分を責める●頻繁に泣く●無力感●絶望感●育児に神経質●育児放棄 等
の症状が出始め数ヶ月から1年ほど続きます。

産後鬱病の自覚が乏しく無理をしすぎると症状は悪化し期間も長引いてきます。
不調が続くようであれば病院や各地域の保健センターなどで子育て・健康相談を気軽にされてみたらいかがでしょうか?

執筆者

中川産科婦人科 麻酔科医師 中川 聖子

麻酔科医師:中川 聖子
Masako Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部麻酔・蘇生科学教室入局

職歴
県立広島病院
安佐市民病院
広島大学医学部附属病院
資格
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コース 修了
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