マタニティ通信

2011年12月2日(金)更新

第23回 「産科医療保障制度について」

産科医療補償制度をご存じですか?

お産の現場では医療従事者が最善を尽くしていますが、予期せぬ出来事が起こることがあります。産科医療補償制度とは、分娩に関連して重度脳性まひなど障害をおった赤ちゃんが補償を受けられる仕組みです。

この制度により、重度脳性まひの発症原因の分析につながり、再発防止・産科医療の質の向上も図られ、安心して赤ちゃんを産める環境が整備されることをめざしています。

この制度に加入して保険金を支払うのは、分娩機関で、妊産婦さんは、これらの分娩機関から、この制度の対象となることを示す「登録証」を交付されます。詳細は厚労省HP「産科医療補償制度について」または産科医療機能評価機構のHPに掲載されています。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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