マタニティ通信

2011年10月14日(金)更新

第16回 「妊娠初期の悩み(つわり編)」

つわりは、妊娠6週頃から始まる吐き気や嘔吐を主とする消化器症状で、全身的障害をきたさない生理的変化のひとつです。妊婦の半数以上にみられ、妊娠12~14週頃には自然に消失します。
 嘔吐を繰り返し、何も食べられない状態が続くと身体の水分が失われ、ビタミン不足に陥ります。こんな時は、通院あるいは入院して頂き、点滴治療を行います。下記に書かれたことを行ってもつわりが軽くならないときは、担当医に早めにご相談ください。

つわりをうまく乗り切る方法とは?
★一回の食事量を少なく。数回に分けて食べましょう。
★好きなときに好きな物をつまみ食いしましょう。
★寝る前や夜中に何か一口食べるようにすれば朝の吐き気も軽くなります。
★家の中にこもらない様にし、気分転換しましょう。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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