マタニティ通信

2011年8月26日(金)更新

第9回 「食事で鉄を上手に摂ろう!」

妊娠中の鉄の量は、胎児への鉄の供給・出産時の出血などのため、通常の約2倍必要になります。

吸収されやすく、肉や魚等の動物性食品に含まれる『ヘム鉄』と、吸収されにくく、野菜や海藻等の植物性食品に含まれる『非ヘム鉄』があり、ビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂取することで、吸収されやすくなります。
従って、肉や魚と野菜を一緒に料理し、果物を添えると自然に鉄を吸収できます。しかし、一度の食事では吸収できる量に限りがあるため、1日3食正しく摂りましょう。さらに、コーヒーや紅茶・緑茶の成分タンニンは鉄の吸収を阻害するため、食前食後2時間は避け、食中は麦茶やほうじ茶が良いでしょう。毎日の食事で上手に鉄をGet!しましょう。

執筆者

中川産科婦人科 調理部

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