マタニティ通信

2011年8月12日(金)更新

第7回 「基礎体温を測ろう」

基礎体温とは、起床時布団の中で安静にした状態で測る体温をいいます。

基礎体温は女性ホルモンの影響で日々変動します。
これをグラフ表にした時、生理~排卵前の低温期と排卵後~生理前の高温期の2相性のグラフを示すのが一般的です。このグラフからは生理の周期や排卵の時期、排卵の有無、妊娠したかどうか、などがわかります。

低温期のみのものは無排卵、妊娠すると高温期が続くとされています。無排卵、生理が不規則などは妊娠しにくい可能性もあるため、一度診察を受けてみましょう。基礎体温表は産婦人科や薬局、インターネットから入手可能です。基礎体温を活用して、自分の体の変化や不順に気付いてあげましょう。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
このサイトは最新のブラウザでご覧ください